人類は衰退しました 田中ロミオ bk1 / amazon
飽食の時代を過ぎて、人類は滅亡に瀕し、その席を次代に譲った世界
旧人類と新人類の交流の夢話
といったところか
予想していたロミオとは違う
というのが第一印象
雰囲気としてはキノだろうか(もっと近いかもしれないタイトルがそこかしこの感想サイトに挙っているけど
ほのぼのとした雰囲気と思わずニヤニヤしてしまう会話が楽しい
といっても進化を追う過程や、何をするか分からない妖精などシュールなスパイスも利いてるような
所々に配置された知識や、諧謔に富む会話はいかにもというカンジか
これはこれでおもしろかったし、完全スルーの設定もあるので続きも読みたいんだが
ロミオはこんなもんじゃないという気持ちもある
悩ましいことだ
田中ロミオを知らないのなら後書きを読んで、この作者おもしれーなー、とでも思えば読んでみてもいいんじゃなかろうか?