狼と香辛料 支倉凍砂 bk1 / amazon
ノリや破壊力に頼らない会話が魅力
ヒロインも主人公も媚びないし、馬鹿じゃない、そーゆー魅力がある
何気ない会話でクスりとさせられる
基本的には何百年か活きてるヒロインが、その知識と老獪さで、主人公を手玉にとる、みたいな。しかし、主人公も反撃を試みるので会話がテンポ良く、また騙し合いとまではいかない応酬が魅力的に映る。
ファンタジーで経済ネタもめずらしい
特別難解というわけでもないので楽に読める
文章はやや読み取りにくいものがあったが、問題ないんじゃないかな?
驚く展開や、派手な設定もないけど、良かった
なんでもない話を、心地よいリズムと雰囲気で魅力的に料理した、というかんじ
盛り上がりに欠ける感はある。もう少しメリハリを付けて緊張感を出しても良かったかな
まぁ、これは好みの問題だろう
使い捨てキャラが気になるが、続編があるなら少しはフォローされるかなぁ